主治医の定期診察に行った。左足は悪くはなっているが、他はまだ症状が出ていない。手の握力も40kg超えで全く問題ない。前回基準値オーバーだった悪玉コレステロール値も落ち着いた。もっとも、ALSではコレステロール値が高い方が予後がよいらしい。コレステ…

10月に治験が終了したあとの経過観察として、大学病院で検査を受けた。いつもの心電図、血圧、血液検査に加えて胸部X線を撮って診察を受ける。 治験期間中に顔の周囲に色素沈着が広く出ていて、治験薬の副作用とのことだったが、治験が終わっても治らないよ…

前から気になっていた映画「ザ・クリエイター/創造者」を観に行く。AIと人類の戦いの話だが、AIを排斥するアメリカと、AIと人類が共存しているアジアという構図になっていて、アメリカ側がアジアを攻撃する話になっていた。ベトナム戦争の映画みたいだ。ビジ…

先週の金曜夜から両親のもとに帰省した。二人ともすでに80代後半で、病気も抱えてはいるがまだ健在といっていい。今回インターネット回線を引かれたので、中古のiPadを渡して設定して使い方を指南したり、スマホの契約プランの見直しにショップに行ったり、A…

勤続３５年でリフレッシュ休暇を取得した。平日昼間から映画を観に行く。 映画「沈黙の艦隊」だ。原作はかわぐちかいじのコミックで、「モーニング」で連載されていたころに途中まで読んでいた。日米が極秘裏に建造した原子力潜水艦が反乱を起こし、潜水艦一…

4月から参加していた治験も今日の服用で終了である。大学病院にて、いつもの血圧測定、血液検査、心電図測定、呼吸機能検査を受ける。今回は、最後に髄液検査も追加で行う。局部麻酔をかけて背骨から髄液を取得したあとは、１時間程度安静にしなければならず…

伊坂幸太郎の「マリアビートル」を読んだ。不運な殺し屋の主人公が笑える。これだけ運が悪いのに生き残っているのは、逆に強運の持ち主では？昨年、ハリウッドでブラッド・ピット主演で映画化された「ブレット・トレイン」の原作だ。映画の方は日本が舞台で…

装具は、身体の機能低下を防ぐための器具、である。とりあえず自分の場合は、左足が問題だ。足首から全く力が入らず足先がぶら下がっている下垂足で、歩くときに頻繁に躓く。外で転倒したことはまだ2回しかないが、かなり危ない。 こうなってからもう半年以…

先週金曜日の日本テレビ金曜ロードショーの枠で、初回放送があった「葬送のフリーレン」。原作は2021年度のこのマンガがすごいで第一位だった人気コミック。当時から原作は読んでいる。派手なバトルはあまりないが、きれいな絵と主人公たちの旅路が穏やかに…

土曜日夜はNHKのブラタモリ。 日本各地でタモリが土地の成り立ちをたどる番組。今日は利尻島。昆布で有名だが、その理由は海底湧水の豊富な栄養、とその土地の地質学的な成り立ちが必ず絡んで来るのが、この番組の面白いところだ。 それにしても、いつ見ても…

先週、妻と「君たちはどう生きるか」を鑑賞。引退を表明していた宮崎駿監督が、引退を撤回して監督した作品で、一切事前情報なし、宣伝なし。観た人からは賛否両論の作品だ。 元々、ジブリがそんなに好きなわけではないけど、前回、「風立ちぬ」も観たので、…

岸田総理下の第２次改造内閣が発足したというニュース。今回は女性が5名入閣で、過去最多に並ぶ、とのこと。だが、副大臣は全部男性らしい。なんだかな。 そもそも、なんでこのタイミングで内閣改造が必要なのかわからない。何かやらないといけない問題があ…

今週最終回だったドラマ「この素晴らしき世界」。普通の主婦がスター女優の替え玉を演じる話だが、徐々に芸能界の闇を告発する内容になっていく。ジャニーズ問題で大騒ぎの中、見事なタイミング。 最終回では、得体のしれないものに従うのはやめよう、悪いこ…

ドラマ「シッコウ‼ ～犬と私と執行官～」を見ていた。 伊藤沙莉が主人公の吉野ひかりを演じる。ひかりは犬と仲良くなるのが得意で、事務仕事をやめてペットショップで働くようになるが、ひょんなことから犬嫌いの執行官小原（織田裕二）の執行を手伝うことに…

今日は、自分が参加している治験の、月に一度の定期検査の日。朝から大学病院に向かう。心電図、血圧、血液検査、検尿、呼吸器検査、胸部X線といつものメニューをこなし、最後に診断。前回、血液検査で低かったカリウムの値は正常値に戻った。野菜ジュースの…

自分の勤務している会社では、毎年の健康診断が義務付けられている。会社でも決まった日に受診可能だが、自分は毎年社外の健診センターを受診している。今年も同じ健診センターを予約して、先週、受診に行ってきた。 駅から少し離れていて、今の自分には少々…

幸いなことに家から歩いて15分のところにシネコンがある。レイトショーを観ても終電を気にすることなく、歩いて帰宅できるのが最高なロケーションだ。 今日も「SAND LAND」を観に行ったのだが、片道30分かかった。杖を突いて足を引きずりながらなので、歩く…

原作を読んで映画の方も観に行ってきた。いやあ、面白かった。映画が終わった時、後ろの席の4〜5歳くらいの子が「面白かったねえ」と大きな声で隣のお父さんに。おっさんも同意です。 鳥山明が描きたくて描いた作品を、忠実に、かつ、いい感じに膨らませて愉…

中学校の頃から戦車や戦闘機、自動車など、小遣いでプラモデルを買って作っていた。大学あたりから遠ざかり、就職してからはすっかり忘れてしまった。 子供ができて、また少し作るようになった。VWビートルをピカチュウカーに改造したり、リモコンの戦車で猫…

明石家さんまの名言「生きてるだけで丸儲け」。そもそも、この世に生を受けたこと自体がすごいこと。３５億年前に地球上に誕生した最初の生命はバクテリアのような単純な生物だったと言われているが、そこで生まれたバクテリアから自分に至るまで、途中で一…

苦境にあえぐ人に対する励ましとしてよく聞くのが、「止まない雨はない」「明けない夜はない」。 米津玄師の曲「KICK BACK」に「『止まない雨はない』より先にその傘をくれよ」という歌詞がある。「止まない雨はない」と軽く言えるのは、自分は傘の中で濡れ…

映画ではなく漫画の方の「SAND LAND」（鳥山明 集英社）を読んだ。20年以上前「ドラゴンボール」のあと短期連載された作品で、現在、映画が公開されているが、それに合わせて（だと思う）完全版として最近出版されたものだ。 鳥山明といえば、自分は「Dr.ス…

新薬の治験に参加しているので、月１回、検査のため大学病院に行っている。心電図、血圧測定、検尿、血液検査、肺活量、レントゲン、握力測定、問診など、会計や通院時間を入れると１日仕事になることが多い。 金曜日がその検査の日だったが、血液検査でカリ…

杖をついて歩くようになってそろそろ１年になる。１年前は、杖がなくても、少し足を引きずりつつも、それなりに歩くことができていた。毎朝3000歩程度の散歩をしても平気だった。 今は、家の中は左足を引きずりながら、あちこちにつかまりながら歩いている。…

「とにかく仕組み化」（安藤広大著 ダイヤモンド社）。 書店で平積みになっていて、帯にある「人を責めるな 仕組みを責めろ」って言葉に惹かれて手に取った。つい最近出た本らしい。 こうしたビジネス本はあまり読んでこなかったが、本書は平易な文章で分か…

今年の芥川賞を受賞した「ハンチバック」（市川沙央著 文藝春秋社）を読んだ。評判通りの問題作だと思う。何かがずっと糸を引いているような読後感。 重度障害者の主人公の日々の生活が細部に至るまでリアルに描写されて、健常者への憎悪や自らの境遇への怒…

映画「スーパーマリオブラザーズ」を観た。予想通りというか予想以上に子供が多く、周りを子供に囲まれて、アラカンのおっさんがマリオを観てるという、ちょっと情けない絵になってた。 90分間、楽しんで、見終わって後に何も残らない、本当にゲームみたいな…

ALSと診断されてから 2022年11月に検査入院の結果、ALS（筋萎縮性側索硬化症）と診断された。 その時点では目立った症状は左足に限定されており、厳密にはProbable（おそらく）が頭につく診断結果。ランクとしては、Definite、Probable、Possible・・・とあ…

映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」を観て来た。 ハリソン・フォード（御年81歳）が主演だが、シリーズも本作が最後になるとのこと。さすがにどこまで冒険できるのだろうと不安だったが、なかなかの活躍ぶりだった。過去作の登場人物も懐かしい顔…

ALS（筋萎縮性側索硬化症）と診断されてそろそろ1年になる。まだほんの初期段階らしい。あまり初期のことが話題になることも少ないと思うので、記しておきたいと思う。 発端 最初におかしいなと思ったのは、1年半前、2022年の初めだった。 特に運動もしてい…