日々雑感

日々の出来事、感じたことを書き連ねる日記のブログ

映画「オッペンハイマー」

近所の映画館で映画「オッペンハイマー」を観た。IMAXだ。3時間という長尺で、派手なアクションもなくほとんどが会話劇だが、俳優陣の演技に引き込まれて、長さを感じなかった。最後には何やら涙が出た。悲しいとか、感涙というわけでもないのだが。

原子爆弾の父と呼ばれた天才物理学者の半生を描いている。米国では昨年公開されて大ヒットしたのに、日本ではなかなか公開されなかった。先月、アカデミー賞を受賞してからの日本公開となったが、なるほど、受賞作だけのことはあると感じた。

割と派手な映像やアクション満載の映画が好きなのだが、今作のような重い映画も良い。見終わって重い気分になって、映画館をあとにして家路につきながら、印象的なシーンやセリフを思い返してあれこれ考える。家にかえってもしばらく引きずっている。

こういう体験は家でサブスクとかで見るのでは味わえない。映画館という日常の生活空間から切り離された空間で観るべき作品だ。観て良かった。