日々雑感

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気持ち悪 「不適切にもほどがある」

先週金曜日に放送されたドラマ「不適切にもほどがある」は、大分、もやっとした。

過去の不倫スキャンダルで閑職にあるアナウンサー倉持の復帰を、局のリスクマネジメント部長の栗田は頑なに拒絶する。「倉持の復帰は世間が許さない」という栗田は、主人公の小川と倉持を自分のホームパーティに招く。そのパーティは栗田の妻の友人たちが、17年前の栗田の不倫を糾弾するために毎年開かれているものだった。で、友人たちが栗田を責め立てている中、小川が一言「気持ち悪ィ」とボソッと。皆ににらまれてその場は取り繕うが、パーティの後、小川と倉持は、二人で「(あの場の友人たちは)関係ないよね」という話だった。

このホームパーティのシーンは、正義漢面した栗田の妻の友人たちがほんと不快で、関係ないのに、しかも十数年、こんなこと言う奴いるか?という感じだった。主人公の小川がいつものようにばっさりやってくれるかと思ったが、そうはならなかった。これが、実際に「世間」がやっていることで、それはばっさりで解決できるものではない、ということなのだろう。

当事者間では謝罪と赦しが終わっていても、「世間」は許さない。「世間」といっても実体があるわけではなく、個人レベルまで突き詰めていくと消えてしまうようなあやふやなものなのに。ほんと、気持ち悪ィ。