日々雑感

日々の出来事、感じたことを書き連ねる日記のブログ

足の動きが悪いけどまだまだ

杖をついて歩くようになってそろそろ1年になる。1年前は、杖がなくても、少し足を引きずりつつも、それなりに歩くことができていた。毎朝3000歩程度の散歩をしても平気だった。

今は、家の中は左足を引きずりながら、あちこちにつかまりながら歩いている。こういう時は、狭い家だと手近に壁や家具があって楽だ。外に出るときは、杖が欠かせない。足首から先を持ち上げることができず、ぶらんとぶら下がっている感じ(下垂足)なので、しょっちゅう突っかかって転倒しそうになる。

その先の足の指はほぼ動かない。握る方向にはかすかに動くが、反る方向には全く動かない。足首から先が動かないと何が困るのか? スリッパやサンダルを履けない。便所サンダルは、意外と高度な制御技術を必要とする履物だったのだ。

ももの筋肉も弱くなっていて、膝が上がらなくなっている。バスタブに入るときに、縁をまたぐことができず、手で左足を持ち上げる始末。パンツやズボンを脱ぎ履きするのも立ったままでは結構難しいので、つい椅子に座って脱ぎ履きをするのがちょっと恥ずかしい。

今は一回に1000歩くらい歩くのが精いっぱい。それも途中で休憩を入れてしまう(外が暑すぎるのもあるが)。1年前に比べれば症状が進行しているとは思う。

が、まだ左足だけだ。右足や上体、手はちゃんと動いているので、力仕事や歩き回ることができなくなっただけ。話に聞くALSの一般的な進行速度とは大分違う気がするが、進行が遅いのはありがたい。ぜひこのくらいの速度を維持してもらいたいものだ。